2004年10月31日

コラテラル(MOVIE)ネタバレあり

トムクル扮するヴィンセントが殺し屋としてダメダメでした。
トムクルをかっこよく撮るために映画の中で殺し屋としてのリアリティーを表現する
演出を全てやめてしまった感じがします。

列挙してみると
・マックスの財布を盗んだチンピラは殺しているのに、殺しの目撃者であるマックスを殺していない。
・チンピラ殺しで自分が殺したと分かるような、胸に2発、眉間に1発の銃弾を撃ちこむ殺し方。
・職質されたら一発でパクられそうな仕事依頼のブリーフケースを常にもっている。
・さらに仕事依頼を覚えていないので、マックスにブリーフケースを捨てられて大激怒。
・それでもマックスを殺さない。
・クラブで東洋人を殺すときも正面から堂々と乗り込み過ぎ、人殺しすぎ。
・最後にアニーを殺しに行くときも警備員殺しただけでビルに侵入。
監視カメラに写りまくりでしょう。
・アニーを追い詰めるのに電源壊して殺しに行くなんて、あれじゃ猟奇殺人犯です。
と、こんなかんじです

映画としては、ヴィンセントの正体がマックスにはなかなかばれない、
だけどヴィンセントの行動は普通じゃないので、得体の知れない
ヴィンセントへの疑惑はどんどん大きくなって行くみたいな展開の方が
ハラハラ感が増したのではないかと思います。

あと映画の本編とは関係無いのですが、この映画では、
立っているトムクルは他の役者と並んでいません。
他の役者と同時のシーンの場合は、座っているか、相手が寝ている(死んでいる)。
マックスとヴィンセントが病院内を一緒に歩くシーンも、
マックスがヴィンセントの3歩先を歩き、決して並んでいません。
全て、トムクルのチビ隠し対策かと・・・。

★★

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posted by ももすけ at 18:36 | Comment(7) | TrackBack(14) | 映画感想

2004年10月25日

2046(MOVIE)

この映画を一言で言うと、
トニー・レオンの「めぞん一刻」といったところでしょうか。

予告編で見た「イノセンス」か「ブレードランナー」のような世界が
展開されるのを期待して行ったのですが、見事に裏切られました。
トニー・レオン扮するチャウの女性遍歴のお話。
現実のチャウの場面がほとんどで、小説2046のシーンは少なく、
さらに本編ともストーリーの関わりがほとんど無いので、
チャウの女の話だけで映画が成立するんじゃないか?と思いました。

とにかく予告や宣伝にうまく乗せられてしまったって感じです。

アンドロイドを表現する演技であんな古臭いカクカクした動きの
演出はどうかと思いました。
でもこの映画のアンドロイドは通常の動きはギクシャクしていても、
ラブシーンになると動きがスムーズになります。
(ある意味超高性能?)

映像に関して言えばかなり芸術的なので、好きな人はかなり好きな
映画だと思いました。



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posted by ももすけ at 18:03 | Comment(4) | TrackBack(9) | 映画感想

2004年10月16日

恋の門 (MOVIE)

まず万人にはウケないであろうと思われる映画です。
こんな映画とは一番縁遠いはずのワーナーマイカルでの上映、
土曜日12:40からの回は観客がたったの6名。
この映画を見に来るような人達はきっとまだ寝ている時間なので、
レイトショーだったらもうちょっと観客がいたもしれません。
日本のオタク文化、同人誌、コスプレ等にある程度の知識が無いと、
この映画は楽しめないかと思います。
でも非常に楽しんで見てしまいました。

証恋乃役の酒井若菜とちょっと不思議女の役どころの小島聖。
おそらく二人とも松尾スズキ監督のお気に入り女優なんじゃないかと思います。
この二人出てくる度に胸の谷間を強調した衣装が多く、
サービス満点ですが監督に「本当はお前が見たいからやってるんだろう」
をツッコミを入れたくなります。

こんな中年のスケベ感覚全開の演出ですので、濡れ場の見せ方も
とてもいやらしくおっぱいやお尻は出ていないものの非常に
そそられるものがあります。

映画の中のギャグやジョークって結構微妙で笑えないものが多いのですが、
この映画のギャグがほとんどすべっていないので、さすが舞台出身の
監督であるといったかんじです。
舞台でのお客の笑いへの反応を生で感じている強さかなと思いました。

あとは結構大量の有名人がちょっとずつ出てくるのでそれを探すのも
楽しいかと思います。(事前にパンフレットを見ずに)

DVD発売時には大量の映像特典をつけて欲しい映画です。

門、恋乃、毬藻田のマンガ対決のところまではテンポ良く、
ストーリーが進みとても気持ちいいのですが、マンガ対決後から
ラストまででいままでのテンションが失われとても残念でした。
ラストまで一気に突っ走って欲しかった映画です。

★★★★★

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posted by ももすけ at 23:21 | Comment(0) | TrackBack(8) | 映画感想

2004年10月14日

跋扈妖怪伝 牙吉 第一部 (DVD)

制作費の少なさからか、途中までは普通の時代劇でほとんど妖怪は
姿を現しません。
そして妖怪が姿を現したと思ったら、同監督作品の「さくや 妖怪伝」
からのおそらく使いまわしであると思われる妖怪達。
ほとんどの制作費がラストの牙吉が狼男に変身してからの戦闘シーンに
消えたものと思われます。
CGや合成を使わない体当たりのアクションで頑張っているぞという
意気込みは伝わってくるのですが古臭いという感じは否めません。
CGを使っていないというのがこの作品の味といえば味なのですが、
これだけ普通の映画にもCGが使われている時代にこの映画制作スタイル
はどうかと思いました。

こういう妖怪物のジャンルは個人的に好きなので日本の妖怪物も、
もっと頑張って欲しいといういうのが正直なところ。
ラストの方で牙吉(狼男)と一つ目入道のタイマン勝負があるのですが、
もしかしたら「ヴァン・ヘルシング」のドラキュラと狼男の戦いの
元ネタかもしれません。

★★★
posted by ももすけ at 12:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | DVD感想

2004年10月12日

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG Vol7 (DVD)

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG Vol7」は普段日の当たらない脇役の
パズとサイトーが主役の珍しいエピソード。
サイトーに関しては左目を義体化していることと、チーム内では
スナイパーとしての役割をもっているので、ある程度キャラが
立っていたのですが、パズに関しては少佐から指示を受ける時も、
「パズ、ボーマは・・・」なんてパターンが多くて結局活躍しているのか
していないのか分からない存在。

第13話「顔 MAKE UP」
ある殺人事件の容疑者にパズが仕立てられてしまうというお話。
全体的にハードボイルド風で、パズがとても女にもてる男であることが発覚。
「俺は同じ女と二度寝ることはない」なんてセリフが出てきたりします。

第14話「左眼に気をつけろ POKER FACE」
サイトーの左目を義体化した訳をサイトー自身が語るお話。
映画ではスターリングヤードや漫画では松本零士のグリーンスナイパーと、
スナイパー物の語らずとも心理戦で相手の強さが分かるみたいな展開が
大好きなので今回の話はかなりツボでした。
サイトーのライフルがボルトアクション(一発撃つ度に手動で弾を装填)
である設定というのも泣かせます。

★★★★

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posted by ももすけ at 23:36 | Comment(50) | TrackBack(1) | DVD感想

下弦の月(MOVIE)

まず陣内孝則は要らなかったと思います。
映画のほぼラストシーン近くの1シーンだけ陣内孝則が出てくるのですが、
いままでしっとりと進んできた映画が、彼の高めの声とテンションの高い
セリフ回し(役柄上そうなのですが・・・)でガラッと雰囲気が変わって
しまいました。
陣内孝則の出ている部分だけ別の映画の様な雰囲気です。
メインのキャラクターと絡んでいるシーンも無いので、カットしても
一向にストーリー上は問題無く、映画の雰囲気を壊すようなシーンなのにも
関わらずカット出来なかったのはなにか言えない理由があったのでしょうか。

原作では最後にアダムの長いモノローグがあって終わるのですが、
映画も同様にHYDEの長いモノローグで終わったらどうしよう?
と観る前から心配だったのですが、さすがそこまで無謀なことは
やりませんでした。
ミュージシャンに演技をさせるなら、MOON CHILDで共演した
Gacktの方がまだましかなと観る前は思っていたのですが、
観終わってみるとHYDEで成功だったのかなという感じがあります。
アダムの儚げな感じとHYDEのビジュアルがマッチしていて、
あまりHYDEにセリフをしゃべらせない演出がうまくいったと思います。
もしアダムがGacktだったとしたら、自己主張が強すぎでやはり
浮いた存在になっていたんじゃないかという感じがします。

この映画で栗山千明の可愛さを再確認。
映画の中で高校の制服姿で何度か登場するのですが、これがまた可愛い。
前半は彼女が出ているシーンがほとんどなので、彼女のファンには
嬉しい映画です。

あとは白石蛍役の黒川智花の演技が素晴らしく、ラストシーン近くの
栗山千明と黒川智花の二人のシーンがこの映画の山場といっても
差し支え無いといった感じです。
白石蛍と三浦正輝の着ていた制服はホグワーツ魔法魔術学校か?って感じでしたが
可愛かったのでOK。

陣内の出ているシーン以外は取り立てて悪いところが無く、脇役の役者も
結構ベテランを使っているのでうまくまとまった映画であるという印象です。
ただ悪いところが無いかわりにすごくいいという所も無いので、
あまり記憶には残らない映画かもしれません。

★★★

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posted by ももすけ at 00:36 | Comment(0) | TrackBack(5) | 映画感想

2004年10月09日

デイ・アフター・トゥモロー(DVD) ネタバレあり

奇しくも、これを書いている10月9日18:30現在台風22号が関東直撃。
いろいろ被害が出ている模様です。人間は自然に勝てないですねえ。
主人公が気象学者で、異常気象でニューヨークに取り残された息子を
助けに行くというお話。
結局最後は親父が息子の生存を確認して政府に救助要請。
救助部隊がやって来て、めでたし、めでたし。

結果から言うと親父も息子も両方動かないで、嵐が過ぎるまでじっと待っていれば、
よかったんじゃないかと思ってしまいました。
主人公が息子を救助に行く際に同行していた同僚が一人ニューヨークに
到着する前に死んじゃってるし。
死んだ同僚は無駄死にかよ?って感じです。

映画の中で北半球がほぼ氷河期状態になってしまい、アメリカ人は南半球に
避難を余儀なくされメキシコに逃げ込んでいくのですが、
その際のアメリカ大統領の演説は「周りの国の皆さんありがとう」みたいな内容で、
同じ監督作品のインデペンデンス・デイでアメリカ大統領が演説した、
「アメリカ強い、偉い」的な演説とはまるっきり逆になっている印象でした。
「アメリカ強い、偉い」と大声で言い続けていると色んな所から反感を
食らうのでそれに対する配慮でしょうか。
インデペンデンス・デイ公開は911前ですしね。

しかし洪水の時、狼はどこに隠れていたんだろう?

★★★

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posted by ももすけ at 21:01 | Comment(2) | TrackBack(2) | DVD感想

2004年10月05日

サイン(DVD)

「家内が事故で死んで、そのショックで牧師も辞めたっていうのに、
宇宙人の相手してる場合じゃないんだよ。」
ってメル・ギブソンのつぶやきが聞こえてきそうな映画でした。

全く違う二つのエッセンスを取り込んだ映画であると感じました。
一つは事故で奥さんを亡くしてしまった牧師さんのお話。
もう一つは、もし本当に宇宙人の襲来があったら人はどう反応するのか?
といったテーマ。

宇宙人襲来をシュミレーションした映画としてみた場合、結構リアルに
描かれていたのではないかと思います。
多分本当に宇宙人が襲来してきたら、この映画の家族のように
とりあえず家に篭ってかくれているという選択肢をみんなが、
とるのではないかと思いました。
毎週、宇宙から侵略者がやってきていた昭和40年代の日本だったら、
「あ、XX星人だ。たすけて〜、ウ○○ラマ〜ン。」
と叫んでいたかもしれませんが・・・。

★★

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posted by ももすけ at 01:45 | Comment(0) | TrackBack(2) | DVD感想

2004年10月04日

ヘルボーイ(MOVIE)

顔が赤くて、ちょんまげで、右手は石で、チョコバーと猫が好き。
そんなヘルボーイは半魚人と一緒にFBIで働いてます。
でも、ヘルボーイと半魚人の存在は秘密。
「いまさら敵がナチスかよ?」と昭和の香りを感じさせつつ、
奇妙な儀式のシーンから映画は始まります。
その儀式のおまけとして、この世に出てきてしまったのが、
本編の主人公ヘルボーイ。

アメコミヒーロー物の世界が好きな私としては、とても楽しめた一本でした。
設定としてはX−MENに近く、「特殊能力部隊が事件を解決する」
といったパターンです。

ヘルボーイをはじめとした主要なクリーチャーはCGではなく、
特殊メイクの人間が演じているため、かなり存在感がありいい感じでした。
普通の人間役の役者もヘルボーイ達が「いるつもりの演技」ではなく、
「そこにいる」ので演技がとても自然です。

今回演出で結構良かった部分が多く、そのへんを書き連ねてみます。

・リズは常に腕に輪ゴムをまいている。
感情の爆発で発火現象を起こしてしまうリズは、腕にまいた輪ゴムを
弾いて感情の爆発を抑えている。

・ヘルボーイとサマエルの2回目の対決
ラッシュアワーの地下鉄の構内でのヘルボーイとサマエル。
電車の上でのスパイダーマンとドック・オックの対決のシチュエーション
に似ちゃってますが、一般人が逃げ惑う中での対決は面白かった。

・最後のラスプーチンの墓
仕掛けが実写版「悪魔城ドラキュラ」。

・クロエネンが素顔を見せるところ
最初はマスクだけ取り、目玉ギョロリ。
続いて顔が全部見えるシーンで、最初顔には半透明のビニールが
かかって横たわっている。
起き上がって歩きだしたら、すりガラスの向こう。
たまに、すりガラスの切れ目から素顔がチラチラ。

・クロエネンのネーミング
ひらがなで、「くろえねん」と書くと大阪弁っぽい。

今回残念だったのは、悪役側が主人公側に比べ明らかにキャラが薄かったこと。
ビジュアル的にインパクトがあったのがクロエネンなのですが、
この人しゃべらないのでアピール度薄し。
主人公側が結構丁寧に描かれていただけにちょっと残念。

★★★★

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posted by ももすけ at 19:42 | Comment(2) | TrackBack(12) | 映画感想

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